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「趣味は海外旅行、怖いものは暇」27歳の女。大安の日曜


大安の日曜日。

 

 

これで今年4回目の結婚式。

毎回、友達のウェディングドレス姿に涙する。

でも、最近はおめでとうよりも参列者のおじいちゃんが、死んだ自分のおじいちゃんとダブって泣けたり、自分が両親への手紙読む姿を想像して泣いている気もする。

ブーケは取らない。

だって…怖いから。



でも、今日ここには今年3度目の結婚式の時よりちょっとだけ、前向きな私がいる。

 

 

 【有給休暇は結婚式のためのものでしかなかった】


いつからだろうか。

 

〝祝儀貧乏〟

そんな言葉を使うようになったのは。

今年は6回の結婚式の予定がすでに決まっている。カレンダーをめくる月初めには大安の日曜日をチェックするのが恒例になった。

 

親友のりえも先月結婚した。

だから、「5日遊ぼ!」がいつしか「5日遊べる?旦那さん仕事?」に変わった。

新卒から大手人材育成の某会社で働いている私は、責任ある仕事も任されるようになったし、給料も昔に比べたら少しづつだけど上がった。だけど、毎日何か足りないものを探してる。

 

 

【激務の日々から逃れるように計画した海外旅行】



私の毎日は激務だった。朝8時から早くても終わるのは19時…。そんな仕事ばかり毎日の中で唯一の楽しみは友達と行く海外旅行。

 

ニューヨーク、バンコク、ベトナム、ロシア、韓国、フランス、カナダ。

非日常を感じられる海外は最高だった。見るもの全てが変わり映えしない生活に刺激をくれた。行くまでの計画もとびきり楽しい。

 

 

「何を見に行く?」「どんな服をきてく?」「何を食べる?」

 

たわいもないLINEが楽しくて、つい夜更が続いていた。

 

 

そんなある日、妹から連絡があった。

 

子供が生まれた。

 

(私、叔母さんになったんだ…)

 

嬉しい気持ちと、少し焦る気持ちでザワッと音がした。

 

それでも妹の子供は構いやすくてとびきり可愛い。どんな服を買ってあげようか!今度はいつ会いに来ようかな。

 

そんな私を横目に

 

親からの無言のプレッシャー。何も言われないことが一番辛かったりする。

 

 

(毎月2も返ってたら親も心配するだろうからこれから月1にしよう)

 

 

 

「わたしは、一生このまま独身かも…今まで何やってたんだろ」

 

 

暇な休みが怖くて仕方なかった。

 

このままじゃいけない。

 

【始めるに遅いはない】


その日のよる、ワンルームのベットの中で甥っ子の顔が浮かんだ。

「あの子が大きくなった時、友達に自慢できるようなカッコイイ叔母で居たい」そう思った。

 

何か新しい事始めてみようかな…

 

でも…これといってやりたい事もないし取り柄もない。

 

ゆっくり考えよっと眠りについた。

 

来週の仏滅の日曜日は、後輩にワーキングホリデーの説明会について来て欲しいと誘われている。

 

全く興味はないが、今となっては職場の後輩ひとりでさえ大切な友達だ。だから、説明会のあと私が行きたかったイタリアンに一緒について来てくれるならとゆう、取引をした。

 

説明会は思ったよりも面白かった。

 

いろんな国の事や、アクティビティ、名所などを知ることができたし、実際にオーストラリアに留学していた人の話も聞けた。

 

その帰りの私がずっと行きたかったイタリアンのイベリコ豚のミートラビオリを食べながら海外の話で後輩と盛り上がった。

 

「やっぱりオーストラリアかな?」

「カナダもいいんじゃない?」

「迷っちゃいますね!」

 

前向きな迷いを久しぶりにした気がした。

 

私、海外が好きだったんだ…。

 

【やるかやらないか、迷ったならやってみる】



今まで、海外旅行に行っても英語は友達に頼りっぱなしだった。話せるようにやりたい。そうは思っていたが、何もしていなかった。

 

 

 

英語勉強してみようかな。

 

 

 

どうせなら私が大好きな海外で。

 

 

私はその春仕事を辞めた。今まで貯めたお金を自分に投資する事にした。

 

 

「だってカッコイイ叔母になりたいから!」

 

自分の生き方を決められるのは自分だけ。
まだまだやりたいことを探して生きていきたいな。そんな決意をした27歳、春でした。

 

人生は長いと考えるのは、リスキー。

ほんとうにあっとゆう間。

やりたい事を先延ばしにしない。

やりたい事と思った時にやる。

そんな人生にシフトしていたいですね。

 

 

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