まず、店内に入るとパンの種類の多さに驚きます。お昼時にはショーケースに7種類のサンドウィッチが並び、他にもサラダやデザート、ケーキにパン、ヴィエノワズリー。どれも美味しそうで、ついつい買いすぎてしまいます。
LA PARISIENNE ラ・パリジェンヌ
2016年に開催されたパリ バケットコンクールで見事1位に輝いたお店です。メトロ12番線Rennesより徒歩6分のところにあり、お昼時にはお店の外まで行列が出来ています。
バケットコンクールとは…パリでは年に一度、3〜5月にバケットコンクールが開催されています。コンクールは6人の審査員によって行われ、長さ55~70cm、重さ240~310gという細かい規格に適合したバゲットのみで争われます。その審査基準とは、見た目の美しさ、焼き加減、固さ、香りと味、塩加減など、多方面から厳しく審査されます。
一位に輝いたグランプリ受賞者は4000ユーロ(450,000円程度)が贈られ、さらに1年間大統領官邸であるエリゼ宮に毎日そのバゲットを提供するという栄誉が与えられます。もちろん注目度は確実に上昇し、行列のできる店として繁盛することも約束されます。
今回はそんな優勝店のバケットを…
ではなくクロワッサンを紹介しようと思います。
Croissant 1€10(125円)
外観はしっかりしているように見えますが、《表面の濃い茶色のツルッとしている部分》実はこれはバターが表面まで折り込めていない時に現れるものなのです。生地にバターを折り込んで行く際、端のほうはどうしてもバターが入らない部分が出てきてしまうので仕方ない事かもしれませんが、ご自身で買う際には一度チェックして購入してみて下さい。
味はと言えば、ところどころムラがありますが、バターの風味や香りが良く、じゅわっと感がたまりません。
内層はといえば、少しボソボソとしていますよね。膜も粗く不均一です。
バケットはパリで1位のお店ですが、クロワッサンは少し荒いかなとゆう印象でした。
このお店よく見るとBoulangerieの文字がありませんよね。
Boulangerie…「職人の資格を持った者が、冷凍処理などをいっさいせず、店内で小麦から生地をつくり、焼いたパンを売る店」
店員さんに伺った所、クロワッサンの生地は外部発注しているという事でした。やはり、有名なパン屋さんでもクロワッサンに関しては自家製でないお店も多いのが実情なようです。
【クロワッサン評価】5つ★評価
ザクザク感 ★★
ジュワッと感 ★★
モチモチ感 ★★
味・風味 ★★★
総合 ★★
【shop info】
LA PARISIENNE ラ・パリジェンヌ
住所:48,rue Madame 6e
電話番号:09.51.57.50.35
営業時間:7:00-20:00
定休日:水曜日